奈良市宝来町の眼科|永田眼科

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ICL(近視屈折矯正手術)

ICL(近視屈折矯正手術)とは

眼内コンタクトレンズ治療は、ICL(Implantable Contact Lens)治療ともいわれています。目になじむレンズを直接目に入れて、近視や乱視を矯正します。
ICL治療で使用するレンズは、くもったり汚れたりしないので、日々のお手入れやメンテナンスは必要ありません。

[ICL治療による近視治療法]

近視とは、網膜上で焦点が正しく合わせられない状態です。虹彩と水晶体の間に眼内コンタクトレンズを入れることで、焦点が網膜上で正しく合わせられるようになります。

ICL(近視屈折矯正手術)の特徴

角膜を削らない治療法

眼内コンタクトレンズ治療は、角膜を削らないので角膜の形がほとんど変化しません。

強度の近視や乱視も対応

レーシックでは適応外となる強度の近視や乱視の方も手術を受けることができます

術後、すぐに良好な視力改善が期待できます。

一般的に、手術当日や翌日にかけて、目の違和感や充血、かすみなどを感じることがありますが、傷口が治癒し、炎症が治まることで時間とともに自然に改善します。術後数日で視力が安定し、快適な視力で過ごせるようになります。

万一の場合には取り出すことが可能

レンズは半永久的に使用可能ですが、度数が大きく変化するなど必要に応じて手術によりレンズを取り出せます。

目に優しい素材

目の中に入れるレンズは、ソフトコンタクトレンズのように柔らかく無色透明です。
ゴロつきや異物感のない目に優しい素材でできています。
※コラーゲン由来の成分など生体適合性の高い素材です。詳しくは医師にお問い合わせください。

ICL(近視屈折矯正手術)について

手術を受けられる対象者

  • 年齢21歳以上(45歳ぐらいまで)
  • 白内障、緑内障、網膜疾患など眼疾患の無い方
  • 前房深度2.8mm以上
  • 角膜内皮細胞密度が正常範囲内であること
  • 重篤な全身疾患をお持ちでない方(重篤な糖尿病、膠原病など)
  • 妊娠中、授乳中で無い方
    ※詳しくは検査を受けてからの判断となります。

ICL(近視屈折矯正手術)の流れ

STEP1 適応検査

ICL手術をする前に定められた様々な検査を行います。適応検査で適応外となった場合、ICL手術を受けることができません。

STEP2 ICL手術
①術前処置
点眼薬によって術前に瞳孔を広げ、目に麻酔をします。
②レンズの挿入
点眼麻酔の後、角膜の縁を約3mm切開し、レンズを眼内に挿入します。
③レンズの位置の調整
レンズを虹彩と水晶体の間に設置します。
④術後処置
瞳孔を収縮させ手術は終了です。しばらく休憩した後、目の状態を検査すれば、帰宅することができます。

手術は通院手術です。手術時間は両眼で20~30分です。

STEP3 術後の定期検査

定められた手順に従って炎症を抑えたり、感染症を防ぐための点眼薬が処方されます。
術後は、手術翌日、手術7日目、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後の検査があります。指示されたスケジュールで来院し検査を受けてください。

ICL(近視屈折矯正手術)の費用

ご料金 乱視なし 660,000円(税込み) ※両眼価格・適正検査代込
乱視あり 770,000円(税込み) ※両眼価格・適正検査代込
適正検査代5,500円(税込み)ICL手術適正が無い場合も検査代はお支払いいただきます。
治療期間目安/治療回数目安 ・治療期間目安:1年
・治療回数目安:9回
リスク・副作用 ・術後の感染症
まれですが、手術である以上は感染症の可能性も否定できません。術後に傷口から細菌が入ることにより、眼内に炎症が起こることがあります。術後は汚い手で眼を触らない、無理をしないなどの心がけも大切です。

・ハロー・グレア
術後、ハロー・グレアと呼ばれる夜間の光のにじみやまぶしさを自覚することがあります。しかし、自覚したとしてもあまり気にならないという方もおられます。長距離トラックなど夜間に長時間運転をするという場合以外は、そこまで気にしすぎる必要はないかもしれません。もし、しばらく経ってもハロー・グレアが気になる場合は医師に相談しましょう。

・手術に一般的にみられる合併症や副作用
安全情報として、結膜炎、急性角膜浮腫、持続性角膜浮腫、眼内炎、前房出血、前房蓄膿、レンズ偏位、黄斑浮腫、瞳孔異常、瞳孔ブロック緑内障、重篤な眼炎症、虹彩炎、硝子体脱出、角膜移植の可能性についても報告されています。

また、稀ですが、炎症や角膜内皮減少、高眼圧、白内障などの合併症が起こった場合は追加の手術処置が必要になることがあります。

その他

  • ICL(近視屈折矯正手術)は自費診療手術となりますので、健康保険は適応されません。
  • ICL(近視屈折矯正手術)は所得税の医療費控除の対象です。